Web私は主に開発向けの講義を担当しているので、プログラムをつくって、思い通りに動く楽しさを知ってもらえればそれが一番です。でも、ものづくりは一人では限界があるから、いざエンジニアになったときはチームワークも必要。せっかくエンジニアになれたのに馴染めなくて辞めてしまった人もいます。だから、クラスではグループディスカッションを多く取り入れて、打ち解け合う時間も大切にしています。
ものをつくるという楽しさ。人に教えるという喜び。自分にとって刺激のあることを２つ同時にできるわけですから、これほどうれしいことはありません。エンジニアとして活動することで講師として説得力が増しますし、講師として活動することでエンジニアとして発信力が養われる。常に自分をアップグレードしているような気分です。
IT業界は目に見えない専門用語が多いため、イメージしにくいです。そこで私は、目に見えるものに置き換えて説明する工夫をしています。例えば「通信」という単語を説明するとき、「人の会話」に置き換えます。目に見えるシーンや物事をピックアップすることで理解が早くなりますし、ITに対する親近感も湧いてきます。
SAKの講師は、企業へお伺いして研修を行うこともあります。そこでたまたまスクールで生徒だった社員さんに再会したことがあるんです。生徒だったのは数年前の話ですから、なんていうか、いっぱしのエンジニアになっていて、プロジェクトを担当したときの苦労話や成功体験など、実務を通したエンジニア同士の会話ができたことに感動しました。「あのとき先生が言っていたことがようやく分かりましたよ！」という言葉は特に私の胸を熱くしましたね。
誰でも最初は未経験。思い切ってやってみてほしいです。それに、もしSNSを日頃使っているなら、すでにあなたはITに触れているようなもの。知識と技術を身に付けることで、より楽しい生活になりますし、今後の人生にも必ず役に立ちますよ。
須藤 雄一（すどう ゆういち）
担当講座：LPIC1、CCNA、Java Silver、PBL(PHP)、PBL(Java)、LAMP、Unity、VBA、Android
実務実績：Webサイト開発、Androidアプリ開発、Linuxサーバ構築、Windowsサーバ構築、NW構築、AWS環境構築、プロジェクト管理
