株式会社パソナ

即戦力として活躍する当社エンジニア育成の一役を担っていただいています。
入社研修だけでなくキャリアアップ支援での活用も検討しています。

平野 恭祐 様
株式会社パソナ
営業統括本部 エキスパート・BPO事業本部
DXテクノロジー本部 XTECH エンジニアマネジメント室 室長

Q1現在携わっているポジション・ミッションをお聞かせください。

私はパソナグループ、パソナ両方に籍を置いており、パソナグループではHR担当部長としてITエンジニアの採用を、パソナではテクノロジーで新しい価値創造や仕組みを提供する「X-Tech(クロステック)エンジニアマネジメント室」の室長として、エンジニアの採用や育成に取り組んでいます。パソナグループの仕事は「人を活かす」こと。独自のプラットフォームにエンジニア一人ひとりの能力や経験、実績を蓄積⇒分析⇒可視化する「タレントマネジメント」を行うなど、誰もが満足して働ける人事制度の設計や運用にも力を入れています。

Q2担当しているミッションやお仕事の面白さ・やりがいをお聞かせください。

例えば、タレントマネジメントを活用することで、個々の得意分野や関心の深い分野を把握することもできます。ですから、アサインした現場で活き活きした姿を見たり、感謝の言葉をもらえたりすると、やはり嬉しいですね。 自分自身が仕事の面白さを感じる部分としては、既存の仕組みや目標の伴走だけでなく、新しいチャレンジができること。昨年10月に組織構成の大きな変更があったのですが、年間の課題を見直しブラッシュアップしていくなど、私たちがリードすることで働く社員たちのモチベーション向上や安心感に繋がるかと思うと、社会的意義の大きい仕事だと実感します。また、「Metaverse(メタバース)」をはじめとするテクノロジーを取り入れた仕組みづくりや採用活動ができることも魅力です。

Q3貴社の事業を進めていくにあたりSAKで学んだ方の満足度はいかがでしょうか。

当グループでは、SAKを主に入社研修の場として活用させていただいております。3ヶ月間を1タームとして7~8名程度の新人にSAKで学習してもらい、修了後に現場へ配属するという流れです。法人研修のカリキュラムを有する企業が複数ある中で、SAKを選ぶ理由は、口コミによる評判が高いことに加え、コストパフォーマンスが優れていること。ネットワークエンジニアの入門資格と言える「CCNA」の取得率が極めて高いところも、学習の質の高さを物語っています。 実際、当グループのSAK受講生にアンケート調査を行った結果、「研修が充実している!」「講師が親身に相談に乗ってくれる!」「質問にスピーディーに回答してくれる!」「丁寧な解説で分かりやすい!」など、非常に好感触。クラス制なので、相談し合ったり、アドバイスし合ったり、同期で楽しく学べる環境も好評です。

Q4研修修了後や資格取得後、貴社のエンジニアはどのように活躍されていますか?また、その後のキャリアアップについては?

当グループでは社内外問わずさまざまなプロジェクトを請け負っていますが、「最初からここまでできるとは思わなかった」「すぐに戦力になっている」など、おかげさまで多くの現場にて高い評価をいただいています。研修後、数ヶ月程度の短い期間でプロジェクトのリーダーや指導側として活躍するエンジニアも多く、採用・教育を担う私としても冥利に尽きる思いです。だからこそ、今後SAKにはキャリアをシフトする際の支援にもご協力いただきたいと考えるようになりました。具体的には、ネットワーク知識の土台を活かし、クラウドやセキュリティ領域で開発スキルも伸ばしていけるようなキャリアをイメージしています。最近では「ChatGPT」をはじめとするAIチャットツールが登場したことで、「プロンプトエンジニアリング」の需要も出てくるのではないかと予想しており、SAKとは幅広い意味で連携していきたいです。

Q5業界のトレンドおよび未来展望はどのようなものとお考えでしょうか。

ITはあくまでも手段であり、大切なのは、日々進化する技術や幅広いツールをいかに理解し、取り入れ、活用してみるか。その考え方が浸透していけば、誰もがエンジニア体質となり、エンジニア不足に悩まない時代もやってくるかもしれません。その糸口となり得るのが、先ほどもお話ししたAI技術。特に2022年11月にリリースされた「ChatGPT」は、まるで人間のような対応ができるチャットボットとして注目しており、多くのビジネスシーンで活用されるでしょう。また、AIツールを活かした社内調査では、事務職で活躍する女性スタッフの多くがエンジニア職に興味を持っているという結果が出ました。IT職種は、まだまだ男性や若い世代の割合が多いですが、これからは女性はもちろん、30代・40代からでもIT知識やスキルを身に付けられる手段のひとつとしても、SAKは心強い存在と言えます。

Q6IT業界において、これから求められる人物像はどのような方とお考えでしょうか。

「エンジニア」に絞って語るならば、これまではテクノロジーを保有している人物が求められていたと思いますし、当グループでも「Web」「AI」「データサイエンス」領域を主力職種として人材育成してまいりました。しかし、テクノロジーにだけ目を向けていてはいずれ通用しなくなります。今後は、テクノロジーに加えビジネススキルも強く求められるようになるでしょう。例えば、企画、折衝、提案、交渉、チームビルディングなどです。特にDXの概念が生まれ推進されるようになってからは、ビジネススキルも含めての「技術力」と考える企業も増えており、課題の抽出からプロジェクトを運用できる人材が重宝されるようになりました。今やエンジニアが目指すべき姿は、「技術者」というより「ビジネスパーソン」なのかもしれません。

Q7SAKへの入学をご検討中の方および在校生に向けて、メッセージをお願いします。

IT知識・スキルといっても、それを指し示す意義は幅広く、ITを活用し実現できる可能性は無限大です。誰かのために何かをしたい。そんな意思も、ITの力あっての世の中になりました。SAKは、さまざまな自分の可能性を見いだせる場所。入学すれば、いろいろなスキルを習得できるだけでなく、今まで気付かなかったこと、思い付かなかったことにチャレンジできるようになります。私生活やビジネスに関係する知識が身に付けば、自信も付き、きっと人生が楽しくなりますよ。