日本ビジネスデータープロセシングセンター

オンライン受講でもエンジニアとしての成長が見て取れ、驚きました。
また生徒の適性がレポート化されるので、当社の人材育成にも役立っております。

木下 拓也 様
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
関東ITビジネス本部 ITソリューション部 次長

Q1会社の事業内容、事業の強みを教えてください。

当社日本ビジネスデータープロセシングセンター(日本データー)は、お客様の課題に向き合ったシステム開発からネットワーク構築、クラウドや仮想化技術を活用したインフラの提案や導入、その後の運用まで一手に担う独立系マルチベンダーとして、ITソリューション事業を展開しています。また、介護保険関連業務を中心とした自治体事務を担い、DXによる自治体の業務効率化を推進する公共福祉事業や、病院などの医療機関で医療事務業務を請け負い、システムの導入によるIT化を目指す医療関連事業にも力を入れており、時にはITソリューション事業と連携しシナジーを発揮するなど、3事業を柱に世の中のさまざまなシーンに貢献する企業体質が強みです。現在では、AI・ロボティクス・IoT事業にも着手し、お客様満足の最大化を図る取り組みを進めています。

Q2担当しているミッションやお仕事の面白さ・やりがいをお聞かせください。

私は関東ITビジネス本部、ITソリューション部の次長ですが、担当部門の売上拡大をミッションに日々活動しています。活動の指針として最も大事にしていることは、顧客満足度。メンバーの報告を受けミーティングや指示をするだけでなく、自らお客様先へ足を運び、新しい案件のヒアリングを行うことも珍しくありません。他社様ですと営業職がそういったフロント業務を担当することが多いとは思うのですが、当社では私を含む管理職が行う文化が浸透しており、詳細なキャッチアップを実現すると同時に、お客様へ安心感を提供しています。私自身も、お客様からダイレクトにお悩みや感謝の言葉をいただけることがやりがいに繋がっています。

Q3貴社の事業を進めていくにあたりSAK(弊社の法人研修)で学んだ方の満足度はいかがでしょうか。研修をご受講される前後でのご受講生の変化についても交えて教えてください。

SAKに研修を依頼することになったのは数年前。経緯は2つあります。1つは、例年、本社のある兵庫県での集合研修が、コロナで実施できなくなったこと。もう1つは、IT経験者がなかなか採用できず、未経験から開発エンジニアを育成する必要性が高まったことです。関西の拠点に配属されたメンバーはオンラインでの受講でしたが、SAKの講師はオンラインであることを意識した心遣いにも長けています。たとえば、オンラインで参加しているメンバーのほうが理解しにくい、質問しづらいですよね。それを前提に講義を進めてくれるので、関西のメンバーの評判も非常に良かったです。講義が終わった後に個別で質問できることも理解度アップの手助けになるようで、単に研修カリキュラムの質だけでなく、講師の人間力の高さも感じられました。肝心のスキル習得においても、研修修了後にさっそくJavaの仕事を頼んでみると、目を見張る働きぶりで、序盤から想定以上の活躍をしてくれるメンバーばかりで驚いています。

Q4研修修了後や資格取得後、貴社のエンジニアはどのように活躍されていますか?
また、その後のキャリアアップについては?

当社ではIT全般の要件をお引き受けするため、ソフトウェア、ハードウェア向けにプログラミングとクラウド基盤構築の2コースに分けて法人研修をSAKに依頼しています。先ほど申し上げたように、研修の質は高く、メンバーの多くが良いスタートを切っていますが、研修はエンジニアとしてのほんの入口でしかありません。研修修了後は、当社のOJTを通じて少しずつ設計経験を積みステップアップしてもらう方針です。SAKでは、研修修了時にテストを実施しており、各能力の向き不向きを見える化するグラフ型のレポートを提供してくれます。個々の適性を理解できることも人材育成の一助になっており、キャリアプランの参考にさせていただくという意味でも、SAKには「エンジニア育成の入口」という重要な役割を担っていただいていると感じています。

Q5業界のトレンドおよび未来展望はどのようなものとお考えでしょうか。

世の中でDXの推進が続いているように、IT全体を見ても需要はまだまだ拡大すると考えられます。インフラに投資してこなかった企業も腰を上げるでしょう。特に最近では自前のクラウドやプラットフォーム、AIを活用したアプリケーションなど、要件が複雑化しており、技術領域においても広範囲化する傾向が見受けられます。高難易度のプロジェクトが増加しているため、IT人材に求められる知識やスキルも拡大していくと予想しています。

Q6IT業界において、これから求められる人物像はどのような方とお考えでしょうか。

もちろん特定のスキルを追求するスペシャリストタイプの人材も必要ですが、先に語った業界展望の理由から、たとえ浅くても広い範囲で知識やスキルを発揮できる人材の需要が増加すると考えています。スペシャリストが必要となる場面は必ずありますが、要件が複雑化している現在、案件に上手くマッチできるかという問題が生じます。一方、浅く広く対応できる人材であれば、案件ごとにさまざまな方向で成長し、マネジメント能力も身に付いていきます。お客様の要求をしっかりと理解するためには物事を俯瞰的に判断する対応力が必要となりますので、「技術」以前に、まずはIT業界への好奇心があるかどうかが大切なのではないかと思います。

Q7SAKへの入学(エスアイイーの法人研修のご受講)をご検討中の方および在校生に向けて、メッセージをお願いします。

IT知識がゼロの状態から育成するのは、本当にパワーもコストも掛かること。そのフェーズを担っているSAKの存在は、当社も含めて各企業、非常に助かっていると思います。特に、受講者が質問しやすいように講師からアクションを起こしてくれるところは、心の支えに繋がり、前向きに学習できる環境だと感じています。そこで得た前向きな気持ちをきっかけに、一人前のエンジニアを目指してがんばってくださいね。